情報を得る、というのは、
何かを「知る」ことだ。
その情報を隠しておくことは、
何かを「知る」ことを阻むことになる。
知は力なり、という言葉は、
かなり使い古された感があるけれども、
人より物を「知っている」ことは、
権力を持つことと同等の意味がある。
こう書くと分かりやすい。
あなたは知らない
しかし、私は知っている
あなたがたは何も知らない、
しかし、私はたいていの事を知っている
あなたはそんなことも知らないのか?
私はあなたよりもとうに多くの物事を知っている。
あなたと私とどちらが正しいですか?
何も知らないあなたより、私のほうが正しいでしょう。
人より物を知っていることは、
たやすく力に繋がる。
国が、国民の得る情報を制限すると
こうなる。
国民は知らない。
しかし、国は知っている。
国民達は何も知らない。
しかし、国は知っている。
国民はそんなことも知らないのか?
国は国民よりもとうに多くの物事を知っている。
国民と国とどちらが正しいですか?
何も知らない国民より、国の方が正しいでしょう。
これで、全ては正当化される。
知ることは権利ではなくて、力。
これが情報の本質。